2020.03.17

ご無沙汰しています。

和モダン

当ブログへの書き込みを久しくしていなかった林です。

決して退職したわけでもクビになったわけでもなく、弊社松本営業所にて設計業務を中心に活動していました。2月より長野営業所に移動となり暫くは長野での業務を行うとともに、久々にブログへの登場となりました。

 

現在建築中の【穂高の家】につきましても、設計にかかわっていましたが特に【穂高の家】では構造検討に苦労を致しました。

2階を360°のカメラで撮影するとこんな感じです。これ普通の画像ビューアでみるとグニャグニャした変な画像ですが、専用のアプリを使うと360°全方向が確認できる優れものなんです。天井は屋根の角度と同じように勾配がついて高くなっている反面、外壁に近い部分では高さを抑えられています。変な写真ですが雰囲気わかるでしょうか?

部分的に切り出すとこんな感じに見えます。

 

最近の住宅は基礎の高さがあり、部屋の天井にも高さを求めると外観は腰高で妙なバランスのものになってしまいます。そうならない様に部屋の用途により求められる必要かつ快適性に優れた高さで設計を進めているのですが、耐力壁(筋かいと呼ばれたり、合板を張っている壁。地震の力に抵抗する壁です)の高さが場所によりバラバラになってしまい、木造住宅の一番簡単な構造検討では対応できなかったり、また私としても若干不安を感じてしまうのです。

 

最近、弊社では構造の検討に『許容応力度計算』といった手法を用いることが多いのですが、【穂高の家】もこちらの手法により構造の安全を確認しています。今回の様な特殊な形状への対応の他にも様々な面で自由度が高く、より高度な計算を行った結果、より安心ができる設計が可能となります。

 

その分、私の作業が増えてしまうのではありますが……『許容応力度計算』の標準化、また私が構造計算を担当しなければいけない雰囲気については既に諦めました(スタッフ間の力関係というものもありますし……)ただただ次の担当物件がシンプルでオーソドックスな形状であることを祈るばかりです。

 

現場見学会の際には、外観・内部のデザイン、間取り等をご覧になることと思います。その際には見えなくなってしまっている構造部分ではありますが、デザイン、間取りを良くするためには、見えない構造部分との整合性がとれていなければ成立しない点、なんとなく心の隅に留め置いてご見学していただければ幸いです。

【はやし】