2020.03.14

ギターの修理とオーダーは・・・

和モダン

コロナウィルスの影響で活動自粛が広がり、皆さんウチで過ごす時間が増えているようですね。

 

知り合いのドクターに聞いたところ、今回のウィルスはインフルエンザよりも治りにくいらしいので、ワクチンができるまでは今しばらくおとなしくしているのがよさそうだとのこと。

目に見えない相手だけにフラストレーションもたまりますが、食事と睡眠で免疫力を高めておきましょう。

 

 

そんなウチで過ごす時間がたっぷりあるというときは・・・

 

ちょっと長文お付き合いください。

 

 

 

昨年秋にお引渡しした御代田町「草越の家」のお話です。

 

 

オーナーは大阪のど真ん中でギター工房を営んでいた、「Joe Forest Guitar House」のジョーさんです。

http://www.joeforest.net/index.html

 

 

 

夏が厳しい大阪から、冬が厳しい長野への移住を決断されました。

移住にあたり、奥様より寒がりな(笑)ジョーさんは高断熱住宅のことを一生懸命勉強したとのこと。

その後、仕事をお願いしようと思っていたご友人からのつながりでご縁をいただくことになりました。

 

 

「林の中の一軒家」のイメージがよかったとのことで、見せていただいた土地は・・・・。

・・・なるほど、ここが入口ですか。結構狭いですねえ。生コン車入るかしら(汗)

 

敷地を南東から見たところです。

植栽に使えそうな樹木がたくさんあり、思わずいつもお願いしている造園屋さんへ連絡してしまいました。

 

ちなみに道路の先には倒木があり、クルマではこれ以上進めず。

画像左側が敷地です・・・。

 

いつも通り設計の手がかりをつかむべく土地の入っていきますが。

 

 

 

 

歩くこともままならず。

見通しもきかず。

トゲトゲしい植物にコウゲキされ。

思わず、天を仰ぐ・・・。

 

 

 

しかしここで負けてはいけません。敷地の樹木は広葉樹(ヤマザクラが多い)で混んで育っているためか、山採りのようにひょろっといい感じです。ぜひ無料で庭の植栽にしたいものです。

 

ところで、プランのやり取りをする前にジョーさんは、「高断熱住宅のキモはきちんとした施工でしょ」とおっしゃり、一番大事なことを理解されていたので話がとてもスムーズでした。

 

平面計画は住居と工房の関わり方の意見調整でいくつかのプランを経て決定しました。

 

そして、配置と残す樹木を決めるため、現場へ出かけました。

 

 

伐採前。敷地南東側から。上の秋に撮った画像と同じアングルです。

冬でもこれだけヤブヤブしいとは結構手ごわいのです。

 

1回目伐採。結構切ったつもりなんだけど・・・(汗)

 

 

その後、地縄張のため、2回目伐採。

これだけ切った。

 

 

南東から敷地を見ています。

地縄を張り、残す樹木をテープで囲いました。

その後、基礎の部分は伐採・伐根し、丁張へ。

 

そして基礎工事が始まるのですが、御代田は寒いので凍結深度が80cmと深いのでこんな感じに。

地盤面から80cmまでは凍るので、凍上(建物が持ち上がる!)しないよう、土をコンクリートに置き換えなければなりません。

ちなみに長野市は40cmです。

 

その後、基礎が出来上がり、上棟を迎えます。

 

構造金物について当社の工夫を一つ。

吹き抜け等の空間に梁や火打ちを見せずにすっきりさせたい場合には垂木サポーターという金物を使い、斜天井でも耐震等級3をとれるような工夫をしています。

この屋根のてっぺん(拝み部といいます)についている垂木を挟み込んでいる金物がそれ。

取付には一つの金物につき、8本のビスを留め付ける必要があります。

結構時間がかかると大工に不評の作業(笑)。

 

しかし、そんな困難(?)を乗り越え、こんな空間が作られるのです。

 

 

 

こうしてできた「Joe Forest Guitar House」で初めての冬を過ごされ、風邪もひかずに汗だくでギターを制作されていたようです。

これ、エレキギターのボディ。

どうです、なんか感動しませんか!

 

削り出しですよ。

 

私はバイクや自転車も好きで、それらのパーツで「削り出し」があるとそれだけで興奮していました。

 

ちなみに削り出しとは無垢のカタマリをひたすら削って形にしていくことを言います。

 

木の板がこんなセクシーな形になるなんて。

 

 

そして、完成形がこちら。

 

 

 

うーん、いいですねえ。

ジョーさんはしばらくの間オーダーいただいているギターをせっせと制作していくようですが、彼の真骨頂は修理・リペアです。

ギター職人さんの中には自分の作ったもの以外は触らないという方もいらっしゃるそうですが・・・。

 

ジョーさんはそんなことはなく。

 

 

他人が作ったギターを調整・修理するのってかなり難しいと思いますよ。

ギターのことで困ったら、ぜひ問合せしてみてください!

 

お店には薪ストーブもあります。

もちろん、計算上は薪ストーブの必要はありませんが、趣味で炎のゆらぎを眺めるため・・・。

 

贅沢な時間を過ごせそうです。

 

 

えっ、ジョーさんのギターの音色が聞きたい?

 

なるほど。

 

そんな方はこちらをご覧ください。

https://ja-jp.facebook.com/joeforestguitarhouse

 

 

 

最後に。

 

 

「草越の家」は緑豊かになった頃、プロカメラマンによる取材撮影を予定していますので、6月には残した樹木を生かした庭がどうなっているのかも含め、

今よりきれいな実例をご覧いただけると思いますのでどうぞお楽しみに。

 

 

 

 

【こじま】

2020.03.08

穂高の家 構造見学会

和モダン

暖かい冬が過ぎ、早めの花粉を感じる今日この頃です。

 

コロナ問題はいまだ収束の気配が見えず、我々の業界も様々な資材が間に合わない状況になりつつあります。

お客様に予定通りのお引渡しができるかどうか見通せない案件も出てきており、一刻も早い収束を願っております。

 

さて、今日は穂高の家について、ホームページ1/3完成見学会をしてみようと思います。

1/3ってことは進み具合が30%くらいってことで。

 

まずは外観。

安曇野の風景に溶け込む山小屋をイメージした、平屋ベースの切妻屋根が特徴です。

高さはいつも通り、出来るだけ抑えるよう一生懸命考えます。

 

 

お気づきかと思いますが、工事中の外観に新しいデザインが登場です。

足場シートに動物を・・・。

ちょっと心安らぐ現場風景になりますよね。

 

さて、外部は付加断熱が終了し、タイベックシルバーが施工されました。

 

このシートが張られた面を1次防水層といいますが、弊社ではここの防水についてかなりこだわりを持った施工をしています。

なぜなら、外壁で防ぎきれなかった、または何かのトラブルで外壁を乗り越えてしまった水分から躯体を守る役割があるからです。

後で見えなくなってしまう、やり直しができない部分なので長期間耐えうる納まりで施工します。

 

窓の下部に取り付ける水切にもこだわっています。

窓が壁より引っ込んで取付いているのがお判りでしょうか。

 

窓が壁より引っ込むと防水の納まりが格段に難しくなりますが、このドイツ製アルミ水切を使うことで壁下端から水分が伝わることもなく、長期間安心です。

 

次に軒桁部分。

軒桁は、外壁の一番上部にある構造躯体です。

屋根荷重を外壁に伝える役割があります。屋根が壁から飛び出た部分は軒桁がアラワシ(見える)状態で屋根を支えます。

 

デザイン上、この軒桁を見せたくない場合があるのですが(屋根を薄く見せたい)、そんな時はこんな構造でつくります。

なんとなくお判りいただけますでしょうか・・・。

 

現場は違いますが、こんな仕上がりになります。

軒桁が見えませんよね。

 

次は中へ行ってみます。

 

 

外壁の断熱気密工事が完了しています。

使用している気密シートはインテロ。夏と冬で性格が変わる、都合のいい(笑)シートです。

信州もだんだん暑くなっているので、夏型結露対策にはもってこい!

 

 

2階の斜天井下地ができています。

垂木下端にはタイベックが張られ、垂木が通気層となります。

タイベックから天井下地までBIB35K吹込400mm!

快適性は厚さが基本です。

 

 

きれいな現場も自慢の一つです。

丁寧に、仕事を進めます。

 

最後に。

最近、現場用階段を用意しました。

使ってみたら、とても具合がいい!

現場を安全に進めるためには必要な機材だと強く感じました。

 

次の工程は外壁やヒノキのフローリング施工ですね。

 

また、ご紹介していきますね。

 

【こじま】

2020.02.18

穂高の家 上棟

大安吉日

 

現在安曇野市で新築のプロジェクトを進めている「穂高の家」が上棟を迎えました!

雨予報だったので天候が心配でしたが、時折雪がパラパラと降るくらいでそれほど天候は荒れず、晴れ間も見れたので良かったです。

 

この日に備えて、図面の作図や大工さんとの打ち合わせなど様々な準備を行ってきたので、いざ上棟の日を迎えると我々も「いよいよ始まるぞ!」と気持ちが高まります。

 

柱や梁を組んでいきます。

 

屋根の躯体を組むと、一気に大きさのイメージが湧きます!

 

竣工は今年の初夏を予定しています。

ホームページなどで工事の様子を随時紹介してまいります。

お楽しみに☺

【むらまつ】

2020.02.14

“内”付加断熱

スケルトンリフォーム

最近は寒暖差が激しいですね。

 

暖かい日と寒い日が交互にやってくるような日が続いています。

1日の中でも、昨日(2月13日)は長野で最高気温が17℃、最低気温が2℃でした。その差なんと15℃。

こんなに寒暖差が激しいと体調に影響が出ている方も多いかと。うちの子たちも少し風邪気味です。

 

皆様も体調の変化にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

 

 

さて、

現在リフォーム工事中のお客様宅で、“内”付加断熱工事を行ってきましたのでご紹介します。

 

しなのいえ工房では新築やリノベーション工事の際、柱の外側に壁を延長して断熱材をより厚く施工する(専門用語でいうと「外側に壁をふかす」といいます)、“外”付加断熱を採用することが多いです。

外付加断熱

 

これとは反対に、柱の内側に壁をふかす、“内”付加断熱という工法があります。

 

■外付加断熱と比較した内付加断熱の主な特徴

 <メリット>

  ・既存の断熱材を置き換えることが容易。(外壁よりも内壁の方が簡単に壊せる)

  ・壁内部の結露の心配が比較的少ない。(室内側の防湿シートをちゃんと張れる)

 <デメリット>

  ・室内側に壁が出てくるので、室内の面積が小さくなってしまう。

  ・1階と2階の間部分の断熱が困難。(1階の天井を壊す必要がある)

 

 

今回のリフォーム工事では室内側を大きく改修するため、内付加断熱の方がコストパフォーマンスがよかったため採用しました。

 

 

 

それでは実際の工事の様子です。

 

①内側の壁を壊し、既存の断熱材を取り出します。

 今回は寒さの大きな原因となる出窓の撤去と、掃き出し窓の交換もします。

 

②壁をふかすための木下地を組みます。

 

③断熱材は吹込みグラスウールで行うため、ネットを張ります。

 筋交いや配線があっても隙間なく断熱材を敷き詰めることができます。

 

④グラスウールを吹き込みます。

 

⑤防湿シートを張ります。

 今回は外壁側から湿気が抜けにくいことが考えられたため、万一湿気が壁内に入っても抜けるように、一方向のみ透湿するシートを張りました。。

 

このあと、石膏ボード、壁紙で仕上げ完了です。

 

<番外編>

合わせて小屋裏と床の断熱工事も行いました。

 

 

<小屋裏ビフォー>

 

<小屋裏アフター>

 

<床断熱>

【くわはら】

2020.02.07

部屋の中の部屋~前編~

今年も2月になり例年だと朝雪かきをしてから出社することが多いのですが、今年は記録的な暖冬のためまだ一度も雪かきをしていません。とはいえ冬は冬なのでやはり寒く、築40数年の私の住んでいる家では部屋の中で息が白くなります。

私の家と同じように断熱性能が低い家では暖房をガンガンつけているのに部屋が暖かくならないという事はよくあると思います。なのでこの時期は受験シーズン真っ只中ですが寒さと戦っている受験生は多いのではないでしょうか。かく言う私も資格試験の勉強をやらないといけないのですが、前述のとおり部屋の中がとても寒いので勉強なんてやってられない!となってしまいます。

 

ということで、せめて机の周りの最小限でいいから暖かい空間をつくるため、部屋の中に部屋をつくりました。

 

この部屋は断熱材のスタイロフォームをラワン合板で挟んでできたパネルで構成しており、ちょう一畳ほどの広さで高さは1.8mの大きさとなります。多少の圧迫感はありますが座ると押し入れの中のような落ち着く大きさです。

まだこの部屋用の暖房器具がなく、さすがに無暖房では寒いですが、おそらく足元用のパネルヒーターで十分暖かくなる性能があると思います。

本当にその程度の暖房で暖かくなるのかどうかは試してみて追って紹介させていただきます!

【しもだ】

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