2015.12.12

スケルトンリフォーム(5) 耐震補強

スケルトンリフォーム

家を丸裸にして、骨組みだけにしてしまう「スケルトンリフォーム」。

メリットは、耐震補強・断熱補強を新築以上の高いレベルで実現できるところです。 費用は新築よりも安く、いくつかの補助金受給の対象になる可能性があります。

 

  さて、前回は雨漏りが始まった屋根瓦を撤去し、金属板葺きにすることで耐震補強にもなることを説明しました。 雨仕舞がしっかりしたところで、いよいよ耐震補強工事に取り掛かります。

  ところで、何十年か前の住宅は南面に大きな窓がたくさん取り付いている設計が多いです。 裏を返すと、壁が少ない。 なので、地震に弱い。 さらに、筋交などが入っている耐力壁の配置バランスが悪いと、壁の量は足りていても倒壊してしまう場合がありますので、そこも確認しなければなりません。

 

  解体工事が完了したところで、現状の土台や柱・梁の位置や断面を調査します。 また、仕口(梁同士の接合部)に適切な金物が使われているかも調査します。 そして、調査結果を図面化し、補強計算します。 その結果により、梁を追加したり、筋交を追加します。 これで、地震が来ても安心できる建物に生まれ変わります。

 

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補強設計に基づき、柱や梁を追加します。 火打ちの数も不足していることが多いので、追加します。

 

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新しい間取りにするためにどうしても抜かなければならない柱がある場合は、それに伴い別の箇所に柱や梁を設置します。    

【こじま】

2015.12.07

やりました!

先日、12月3日に二級建築士の合格発表がありました いろいろな方々にサポートしていただき、合格することができました 試験期間中、いろいろとご協力いただいたお客様、本当にありがとうございました これから、建築士として日々、精進してまいります これからも、しなのいえ工房・アグリトライ一級建築士事務所をよろしくお願いいたします    
【ひろさわ】

2015.12.04

近頃の床下

現在施工中のN様邸の床下配管作業中の写真です。   おそらく想像してたものとはちょっと違ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。   「もっとがっちりとした金属管が縦横に走り回っていて~」   と考えていた方、最近の配管はこんな感じなのです。 自由自在に曲がるフレキシブルホースが沢山走っています。 これは「ヘッダー方式」と呼ばれる配管方式で、維持保全の観点から採用されている方式です。赤いホースと青いホースがそれぞれ一カ所にまとまっています。このまとまっている部分がヘッダーと呼ばれるもので、ヘッダーから分岐して洗面所・トイレ・台所・お風呂へと送水しています。 ある日、トイレにつながる配管が劣化してしまったとしても、トイレ部分のホースだけヘッダーから取り外して単独で交換が可能になります。ホースも柔らいフレキシブルホースなので取り回しも楽々です。   床下配管   昔からの先分岐方式だとヘッダー方式に比べ、点検も交換も非常に時間がかかってしまいます。 給水方式     またヘッダー方式には給湯配管における湯待ち時間(水栓を開いてからお湯が出てくる時間)が先分岐方式に比べて短いというメリットもあります。 百年住宅構想に基づき管の更新ができる工法として考案されたヘッダー配管方式。良い家を建てて長く住まうというこれからのスタイルに必要不可欠なものかもしれません。
【いとう】

2015.12.03

お手軽断熱工事 -気流止め工事-

断熱改修

こじまより、「お手軽断熱改修工事についてご案内差し上げて。」と、まさかのブログ内で指示されましたので今回はそのお話を。。。  

 

今年の冬は暖冬と言われていますが、それでも朝晩はしっかりと冷えますね。私は朝が苦手なもので、特にこの季節はなかなか布団から出れず、苦しい思いをしております。お客様からも寒さによるお悩みが多く寄せられる季節です。そんなときにまずご案内をするのが、「家に住みながら」そして「壁や床などを壊さず」にできる『気流止め工事』です。  

皆様の御自宅には、断熱材は入っておりますでしょうか? 「床にも壁にも天井にも、しっかり入ってるから大丈夫!でもなんだか寒いんだよな~」 なんて思われることはありませんか?実はその断熱材、あまり効いていないかもしれません。  

まずは、下の画像をご覧ください。 気流止め(NG)

断熱材がしっかりと入っているため、一見すると暖かい住宅に見えるのですが、床ー壁・壁ー天井間がしっかりと区切られておらず、空気が流れてしまっています。断熱材は空気を静止させることにより、断熱効果を発揮しますので、このように空気が流れてしまうと断熱材が働きません。極端に言えば断熱材が無いと同じ状態です。

このような住宅は、せっかく暖房設備により室内を暖めても、すぐに熱が外に逃げてしまいますので、暖房効果を感じにくく、快適な住宅とは言えません。また、暖房設備は逃げた熱を補うように、パワーを上げて運転しますので、暖房コストも上がってしまいます。   そんな住宅に効果的な断熱工事が、「気流止め工事」です。 気流止め(OK) 壁内部での空気の流れが起きないように、床ー壁・壁ー天井間を気密シートや発泡ウレタンで区切り、密閉します。このようにすると断熱材が本来の断熱性能を発揮することができますので、室内の熱が逃げずに、暖かい快適な室内環境となるのです。

 

「高断熱高気密住宅」という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。この中の「高気密」とは、上記のように断熱材が本来の断熱性能を発揮させるために「気流を止める」(=「高気密」)ことが必要であると言っているのです。   この「気流止め工事」は、施工場所が床下と屋根裏のみで、居住空間の工事はありません。そのため、御施主様は近所のアパートに一時的に引っ越すような必要もなく、御自宅でいつもどおりの生活をして頂けます。また、壁や床などを壊さずに済みますので建物へのダメージもありません。

ただし、あくまで断熱材が持つ本来の断熱性能までの断熱効果となりますので、そもそも断熱材が不足している場合はあまり効果を感じることができません。そんなときは、断熱材の追加の工事もおすすめしています。一番工事がしやすい天井部分の断熱施工工事と同時に行っても3~5日程度で完了します。工期も短いので工事費用も抑えることができ、非常にコストパフォーマンスのよい工事と言えるでしょう。  

 

寒い冬を快適に過ごすために、ぜひご検討いただきたい工事です。

【くわはら】

2015.12.02

カーテンのコーディネート

インテリア

日毎に寒くなりますね。

最近私は夕ご飯を食べた後、すぐにコタツに入って色々な作業をしてしまうので、恥ずかしながら体重が徐々に増えています(T_T) 私でもできる楽々なオススメのスポーツがありましたら、また紹介いただけたら嬉しいです(笑)  

 

先日スケルトンリフォームの現場のカーテン選びを行いました。

カーテンはお部屋の中で大きな面積を占めるため、 お部屋の印象を決める重要なアイテムとなります。ここでカーテン選びのノウハウを少しご紹介しましょう。  

 

まずカーテン選びで最も大切なことは「色の配分」です。

お部屋のクロス等の色とカーテンの色との相性が大切ですが、「どこに、どの色を、どのくらいの大きさで使うか」という、色の配分も重要です。お部屋は、主に「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つで構成されます。  

 

◆ベースカラー

 床・壁・天井など部屋の基本となる色のこと。

 一般的に白やアイボリー、茶色など。

◆メインカラー

 ソファ・家具・カーテンなどインテリアの主役となる色。

◆アクセントカラー

 インテリアのポイントや引き締め役にもなる「差し色」。

 クッションや照明など 、手軽に変化を楽しめるアイテムに用います。  

 

この3つのカラーが「70:25:5」を目安に色の配分を考えると、心地よいバランスのとれたお部屋になると言われています。全体でも4~5色程度に抑えるのが一般的です。

 

しかしカーテンは自分らしさを出すアイテムですから、カーテンのコーディネートは無限にあります。それではベースカラーに対してのカーテンの「色」に注目したコーディネートの例をいくつか紹介します。  

 

◆類似色コーディネート

 類似色とは色相環で左右2色ぐらいまでの隣り合う色のことです。色が似ているため、ぶつかり合うことがなく、違和感のない安心できる空間になります。

◆反対色コーディネート

 補色の関係にある色の組み合わせです。色相環図ですと真反対の位置にある色同士のことです。お互いに色を引き立て合い、メリハリがつきインパクトある空間になります。元気で明るいイメージを演出できます。

◆同一色コーディネート

 同じ色相でトーン(明度や彩度)の違う色を組み合わせます。他の色みが入らないのでまとめやすく、失敗の少ないコーディネートです。  

 

また色の効果として、新生児が最初に認識する色で食欲増進の効果のある「赤」をダイニングに入れたり、集中力を高める「青」を書斎に入れたりと、色によって感じる効果が変化するので、色の効果も吟味してカーテンを設置する必要があります。

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 またカーテンの吊り方も様々あります。

一般的なカーテンの吊り方は、室内側に厚地で光を遮る「ドレープカーテン」、窓側に薄くて光を透過する「レースカーテン」をつける2重吊りです。ところが最近は、室内側にレースカーテン、窓側にドレープカーテンと、従来とは逆の吊り方も人気です。この吊り方ではレースの透け感や色柄を生かし、背景となるドレープとの組み合わせを楽しむこともできます。

 

 カーテン選びは無限にあります。建築の勉強をしてきた私でもコーディネートは難しい分野で、やはり経験を積まないとイメージがうまくできないものです…(泣) カーテンはなかなか買い換えられないものです。ですからカーテンのコーディネートを内装のエキスパートである内装専門の業者さんや、家のすべてが把握できている設計者に、自分の好みを伝えお任せするほうが失敗しないと考えます。私も良きアドバイスができるよう日々精進していきたいと思います。  

 

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【むらまつ】

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